こんにちは、占い師の美咲田麗子です。
今回は、17才高校3年生の優奈さんから、こんなお悩み相談を頂きました。
麗子先生、こんにちは。
優奈といいます。17歳の高校3年生です。
どうしても忘れられない人がいます。
来年大学受験をする私は、夏休みに予備校の夏期講習を受けていました。
その夏期講習で出会った男の子のことが忘れられません。
彼は、私とは別の高校に通っていて、佐野君と言います。
私と同じ高校3年生です。
佐野君は、すごくカッコよくて、笑顔が素敵なんです。
私は最初から佐野君に惹かれていたと思うんですけど、なかなか話しかけられなくて、ずっと遠くから見ているだけでした。
でもある朝、予備校に向かって歩いていると、彼が後ろから突然「おはよう」と言ってくれました。
私はびっくりして「あ、おはようございます」と返事しました。
それから朝、通学途中で会うたびに、彼が挨拶してくれるようになりました。
私はその度にドキドキして、彼の顔を見ることができませんでした。
夏期講習の間、席が近くなることが2回ありました。
私はいつも早めに来て着席しているのですが、その後から佐野君が私の近くに座ってきたのです。
一回目は彼が私の後ろの席に座りました。
私は彼のことが気になって気になって、授業に集中できませんでした。
彼は時々私の方を観て、何か話しかけようとしているような気配を感じました。
でも私は緊張して、後ろを振り向くことができませんでした。
二回目は彼が私の隣の席に座りました。
私は緊張して緊張して、心臓が飛び出しそうでした。
彼は私に笑顔で「おはよう」と言ってくれました。
私は「あ、おはようございます」と言いながら、彼の顔をチラッと見ました。
彼はすごくカッコよくて、目がキラキラしていました。
私はその瞬間に、佐野君が好きだと確信しました。
でもその日も、私たちはあまり話すことができませんでした。
授業中はもちろん話せないし、休憩時間も彼は他の人と話しているし、帰りもバスに乗っていってしまうし・・・
私はどうやったら佐野君と仲良くなれるか考えていました。
でも勇気がなくて、何もできませんでした。
毎日、家に帰りながら「これじゃいけない、これじゃいけない」って、悩んでいました
夏期講習が終わる前日、私は佐野君に連絡先を聞こうと決めました。
カードに短いメッセージと私の電話番号を書いて、彼に渡す準備をしました。
でも、その日も彼と二人きりになれるチャンスがありませんでした。
佐野君は、他の女の子と楽しそうに話していて、私に気づいてはくれなかったのです。
私は悲しくて悲しくて、涙が出そうでした。
最終日、私は佐野君に話しかける最後のチャンスだと思っていました。
でもその日もタイミングがありませんでした。
佐野君は早めに帰ってしまったし、エレベーターも一緒にならなかったし、
私はただ佐野君の後ろ姿を見送るだけでした。
それからずっと後悔しています。
佐野君にもう一度会いたいと思う気持ちが強すぎて、どうしようもないんです。
夢にも出てきます。
でも夢の中では佐野君は私に冷たくて、話しかけても無視されたりします。
それで目が覚めると涙が出てきます。
私はこんなに好きになったのに、佐野君は私のことをどう思っているのかわかりません。
友達にもなれなかったし、彼女がいるかもしれないし、もしかしたら私のことを覚えてすらいないかもしれません。
そんなことを考えると胸が苦しくなります。
来年は受験なのに、勉強に集中できません。テストの点数も下がってきました。
先生や親にも心配されています。
でも佐野君のことを忘れることができません。私は本当にバカかもしれません。
麗子先生、私はどうすればいいでしょうか?
優奈さん。あなたが今抱いている佐野君への淡い恋心、しっかりと受け止めました。
あなたがこれからどうすればいいか、その答えをタロットカードが教えてくれます。今から一緒に、その答えを探しにいきましょうね。
ああ、『皇帝』ですね。
あなたはこれまで、優等生として自分に厳しく、ルールを守って生きてきました。
しかし、その反面、感情や欲望を抑え込んできました。
ああ、『恋人』ですね。逆位置で出ました。
あなたは今、佐野君という男の子に夢中になっています。
そして、彼には同じ高校に彼女がいます。
あなたは彼に一方的に想いを寄せていますが、それは恋ではありません。幻想です。
ああ、『隠者』が出ましたね。
あなたは未来において、佐野君という幻想から覚めることになります。
あなたは自分自身と向き合うことになります。
彼のことを思い出すたびに、自分を責めたり悲しんだりしないでください。
でもその前に、やるべきことがあります。
あなたは受験生です。
厳しいメッセージに聞こえるかもしれませんが、このカードはあなたを幸せに導いてくれます。
優奈さん。
確かに、佐野くんに対しては思い込みが強すぎたのかもしれません。
それを聞かされると、とても切ないです。
でも、それが現実なら、受け入れるしかないですよね。
現実から逃げず、勉強に集中したいと思います。
麗子先生。ありがとうございました。